旧 清泉拝中 Old School Band
立川セントラル映画館18
2016年04月14日 00:51「郵便配達は二度ベルを鳴らす」
原作 ジェームズ・M・ケイン(同名小説)
1942年製作 伊映画 イタリアの巨匠ルキノ・
1946年製作 米国映画 監督 テイ・ガーネット 出演 ジョン・ガーフィールド ラナ・ターナー 日本劇場未公開
1981年製作 米国映画 監督 ボブ・ラフェルソン 出演 ジャック・ニコルソン ジェシカ・ラング
三作の中で、1981年製作の「郵便配達は二度ベルを鳴らす」を久し振りに観た。
今回で三度目である。
今回は、AmazonにてDVDと封切り当時のパンフレットを購入し、力を入れて観た。
前回は「ジャック・ニコルソン」が悪者に見えたのだが、今回は女優の「ジェシカ・ラング」が、実は本当に一番の悪者だったんじゃないかと思えた。
彼女はギリシャ人の商店主と結婚している訳だが、なぜアメリカ人丸出しのブロンドで安酒場の女給だった女が、移民のギリシャ人の商店主と結婚できて、さらにギリシャ人のコミュニティーにまんまと入れたのか、受け入れられたのか、ここら辺りから、この物語を紐解かないとジェシカ・ラングの役柄は、かなり中途半端だと思った。
過去2回も映画化された物語、それもあまり好んで観たいと思わぬ物語なのに何故か人気がある・・・・。
私も3回観てしまったが、それも今回は力を入れて・・・・その心境がわからない。
しかし現在では、この物語よりオドロオドロしい物語が日本のサスペンス劇場には一杯あり、昔の人の方が、まともだったんじゃないかと思った。
「ジャック・ニコルソン」も「ジェシカ・ラング」も色香匂い立つ最高の演技だ!
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