旧 清泉拝中 Old School Band


立川セントラル映画館24

2019年03月21日 21:48

「レット・イット・ビー」

1970年公開 英国 監督 マイケル・リンゼイ=ホッグ 

ザ・ビートルズのLPアルバム「レット・イット・ビー」が制作の現場を撮影した映画である。
当時中学2年の私は、親に頼み込んで高価な3,800円の日本版LP「レット・イット・ビー」を買って貰った。
輸入版LPは、5,000円で馬鹿息子の私でも親にこっち(輸入盤)が欲しいとはとても言えなかった。
これ以上は親にせびれず、映画を観ることが出来ない分、同梱の写真集を見ながら私の空想は拡がった。
取り分け私は、ドラムのリンゴ・スターが好きで彼のファッションを真似て着た。
立川北口駅前の三峰に母も一緒に行き、小うるさい母が良し❗として購入した筈なのに、どこかのオバサンが、中学3年なのに大人びた格好をしていると母に告げ口された結果、私は路上で身ぐるみを剥がされてしまった❗
私のバンド音楽の原点は「レット・イット・ビー」である。
聞くところによるとポール・マッカートニーが再編集して公開することを望んでいると言う。
お願いしますポール様、私はあなたのコンサートを2回も観に行ってるんですよ。
今年私のバンドでGS「ザ・タイガース」の「君だけに愛を」を演奏することになり、ここぞとばかりサリー(岸部一徳)使用のヘフナー・バイオリン・ベースをイシバシ楽器新宿店で購入した。
それも1974年製である。

楽器店々員が「お客さん、ビートルズを演るんですか?」と聞くので「タイガースなんだ。」と答えたところ「・・・・・。」
グレコ製のバイオリン・ベースは、既に手にしていたが、やはり本物をと今回決断して購入した。
エイ!と思って購入した動機は、友人とショーケンの他界であった。
二人が亡くなった日を記憶に留めたかったのだ。
そう言えば、ショーケンが加入していたテンプターズのベース高久昇氏もヘフナー・バイオリン・ベースをグイッと立ててウッド・ベースのように弾いてたっけ❗
なすがままに、レット・イット・ビー、なすがままに・・・・・。

—————

戻る