旧 清泉拝中 Old School Band


現在のEJ-200てす。

現在のEJ-200てす。

ヤフー知恵袋に、ギブソンJ-200とエピフォンEJ-200の違いが興味深く掲載されていました。

とてもおもしろく、参考になりました。以下・・・。

『まず最初に逆質問のようになって申し訳ないのですが、pgjmagtwさんyは 「ギブソン寄りの音」 にどのようなイメージを持ってらっしゃいますでしょうか。

今までにどのようなギターの音に慣れているかにも大きく左右されるのですけど、たとえば新品のGibson J-200の音は、「弦鳴りが増幅されたようなジャリジャリしたアタック感がある音」 です。 これはサイド/バックに使われているメイプル材の特性による部分が大きく、「しっかりとボディに弦の振動が食い付く前に大きな表面積のトップ板から弦鳴りの音が“発射”されるため」 なんです。
多くの方が、「J-200って、思ったほどデカい音が出ないんだよね。」 とか 「J-200って鳴りが良い個体に当たったことが無い」 などと言うのですが、そもそも(新品の)J-200は、ボリュームを求めるギターでは無いんです。(但し50年以上が経過したようなヴィンテージのJ-200、SJ-200は、とてもメイプルバックとは思えないような、ビックリするほどの大音響を放ちます。 さらには1930年代の最も初期のSJ-200はローズウッドのサイド/バックを持ち、「まさに爆音」と言えるような鳴りがあります。)

私はよく、「J-200は一本で2回楽しめるギター」 と表現します。

メイプルと言う木材は、ローズウッドやマホガニーに比べると「こなれるのに時間が掛かる材」です。 ボディが程好く「こなれて」、弾力感がある音になって行くには非常に長い時間を要します。

実際、縁あって1983年に新品で購入したJ-200は今年ちょうど30年を経過する訳ですが、数年前からやっと「単なる弦鳴り」から少しずつ変化を見せています。 そう言う、「まったくノンキなギター」なんです^^;

EpiphoneのEJ-200をじっくり弾いたことはありませんが、馴染みのショップでちょっと弾かせてもらった感じですと、「弦が新しいうちはGibson J-200のような“弦鳴り”中心の音」 を得られるように感じます。(どんなギターでも弦を張ったばかりはギラギラした弦鳴りを感じますけれど^^;)
Gibson J-200はさすがにその「弦鳴り中心の音」が長続きするニュアンスなのですが、Epiphone EJ-200は弦の劣化と共にボソボソした音になって行ってしまいます。 【それが30万円と3万円の差】 です。
更には、Epiphone EJ-200には“50年後の楽しみ”はありません。 それも30万円と3万円の差です。
面白いもので、ギターのサウンドに深くハマると、“ホンのちょっとのサウンド差” に何万円も何十万円も払うようになってしまいます。 “ホンのちょっとの差” を生む材料の良さとか作り込みの良さに、金額を注ぎ込む価値を見出してしまうからです。

そう言う意味では、「弦が新しいうちはJ-200の雰囲気を10分の1の価格で味わえるEJ-200」は、もしかするとリーズナブルなギターなのかも知れません。』